2018年01月08日

MacPro Mid2010にUSB3.0カードを増設【追記あり】

MacPro Mid2010に、PCI Expressスロット用 4ポートUSB 3.0カードを増設してみました。
OS10.12用のTimeMachineに使用中のUSB HDDがとても遅くてストレスが溜まるので、高速化することが目的です。それと、対応OSが10.8.5以上とはいえ、OS10.6でもUSB2.0での動作ができれば、という期待もありました。

USB3.0-1
上のカードが今回増設したもの。「Inateck 4 Port USB 3.0 PCI Express カード」です。Amazonなどでは安く売っていますが、ヴィンテージコンピュータによると「同メーカー同型のカードでも、チップセットの違いにより、OS X 10.10以上には対応しないカードがあります。本カードはOS X 10.10以上にも対応しています。」と恐ろしいことが書かれていたので、こちらで購入しました。
USB3.1対応では無いですが幅広いOSに対応していてディープスリープにも対応していたことが決め手です。

USB3.0-2
さくっと増設してOS10.6.4で確認すると…
やはりドライバーが無いと使用できないようです。海外サイトによると、MultiBeastでごにょごにょすれば認識するらしいですが、リスクもあるのであきらめます。

USB3.0-3
OS10.12では何もしないでも認識します。
試しにTimeMachineでバックアップしてみると、明らかに早く終了しました。もっと早く導入すれば良かったです。

【2018.4.7 追記】
カードの簡単な動作確認後はほとんど使用していなかったのですが、TimeMachine バックアップが上手くいかなかったり、勝手にマウント解除される現象が頻発するようになりました。
販売元に問い合わせをしたところ、Mac OS 10.11以降でUSB3.0を使用すると、特定の外付けHDDで不具合が起こるとの指摘がありました。具体的には「JMicron」の「JMS56x Series」というチップセットを使用した製品に発生する特定の症状なのだそうです。色々調べてみるとWindows 10でも不具合が発生するとのこと。

確かに、使用しているHDDケースはこのチップセットで、公式にはMac OS 10.10まで、Windows 8.1までの対応でした。ファームウェアアップデートで解決するらしいですが実行環境がなく、最新のHDDケースの価格もこなれてきているので、Ugreenのケースに買い換えました。

その結果、Mac OS 10.12 + USB3.0 で正常に動作するようになりました。
TimeMachine バックアップは転送以前の段階で動作が鈍く以前は気づきませんでしたが、単純なファイルコピーは激速です。期待通りのカードですし、ヴィンテージコンピュータさんの的確なアドバイスですんなりと解決することができました。

【2019.1.24 追記】
新しいHDDケースですが、ディープスリープではアンマウントされてしまい「ディスクの不正な取り出し」うんぬんと警告が出ます。それ以外では問題は無いのでそのまま使用中。
posted by しんのじ at 13:55| Mac | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする